T型コミュニケーション

自分はChatGPTを使う時、魔理沙と霊夢のゆっくり解説形式で解説して貰っている。

ChatGPT - N64 vs PlayStation原因
Shared via ChatGPT
https://chat.openai.com/share/a268e838-9b10-4dd7-bf34-8a51825ff080

ちまたでは「あなたは○○の専門家です」といった黒魔術的なプロンプトが持てはやされているが、それらと違い、ゆっくり解説形式にしたところで解答の精度が上がったりといった効果はまったく期待できない。

それでも自分がこの形式を取っているのは、コミュニケーションによるMP消費量を抑えるためだ。人が誰かとコミュニケーションを取るときは、心のMPを消費する。そのMP消費量には個人差があり、中には逆にコミュニケーションでMPが回復するような人もいるとは思うけど、自分の場合はMP消費量が普通の人の平均より多いような気がしている。

だから相手がAIであっても、あまりコミュニケーションを取りたくない。デフォルトのChatGPTはAIとの1対1の対話の形式を取る。自分が話しかけ、それに相手が答える。これを繰り返す。相手がAIだと分かっていてもこれは心のMPを消費する。

ChatGPTをゆっくり解説形式にすると、会話の中から自分の存在が消える。そこに自分は存在しない。霊夢は魔理沙に、魔理沙は霊夢に話しかける。天の声として自分がテーマを与えれば、二人が勝手に会話を始める。自分はそれを横で眺める。ただこれだけのことでMPの減りが少ないことに気がついた。

カウンセラーは患者と対話する時、患者に圧迫感を与えないように相手の正面に座らず斜めの位置に座るらしい。90度法と呼ばれるこのテクニックは広く知られていて、会社の面接や面談の場でも使われているのを時々見かける。ゆっくり解説形式にはこの効果があるような気がする。

昔はてな社が『T型コミュニケーション』という言葉を作りそれを会社のミッションとして掲げていた。これは「AさんとBさんのコミュニケーションによって第三者に価値を生み出す」といった意味だが、ゆっくり解説形式でこのT型コミュニケーションを擬似的に作っているような気がする。2人のAIによる横線と、人間の縦線。はてな社の目指した理想とは違い、そこに登場人物は本質的に1人しかいないというのがシュールだが。